こんにちは、浜松市の暮らしを豊かにする家具を届ける、マルスリビングプロダクツです。
今回も前回に引き続きマルスリビングプロダクツで働く當山楓花にインタビュー!
前編では、沖縄から本州へ飛び立ち、「インテリアアドバイザー」という仕事にたどり着くまでのストーリーを伺いました。後編では、実際に働いてみて感じたことや、當山の“接客観”、そしてこれから目指している未来についてご紹介します。

“人と話す”から始まる接客——雑談の中から見えてくる暮らし

「家具の話だけじゃない。お客さまと“暮らしの話”ができる接客をしたい」——當山の接客スタイルの根底にあるのは、モノではなく“人”に寄り添いたいという気持ちでした。

Q. 入社してからの1年間はどうでしたか?

最初の1年は上新屋本店での勤務でした。上新屋本店ではお客さまが私を目がけて来てくださることもあって、それが本当に嬉しかったですね。

家具を提案するだけではなく、日々の出来事やお客さまの趣味、過ごし方についてもたくさんお話させていただきました。バレエを見に行かれたという方が「これ、よかったら」とチケットをくださったり、夕方にふらっと立ち寄られたお客さまと「今日どこか行かれたんですか?」と雑談したりする時間も大切にしています。

そんな何気ない会話から、お部屋の過ごし方や好みが見えてくる。それを元にご提案するのが、私の理想の接客です。

Q. 2年目からSOLID Furniture Store浜松で働いていますが、いかがですか?

はい。本店から異動して、また新しい挑戦をしています。

SOLID Furnitureは全国に展開している家具ブランドで、世界観がはっきりしている分、接客にも“コンセプトを伝えて共感していただく力”が大切だなと痛感しています。

上新屋本店のように色々なブランドのテイストが違う家具を比較してご提案するというより、SOLIDらしさや、ブランドそのものに共感してもらう必要があるんです。

その分、やりがいはありますが、まだまだ試行錯誤の毎日です。まずは「當山さんがいるからまた来たくなる」と思ってもらえるよう、顔と名前を覚えていただくことが目標です。

Q. どんな接客を心がけていますか?

まずはいきなり家具のお話をするのではなく何気ない会話からはじめることを意識しています。

家具はじっくりお選びいただくことで、使い始めた後の満足感も変わります。ですから、気になることはなんでもご相談いただけるように「話しやすいな」「なんだか安心するな」と思っていただけるような存在になりたいです。

もうひとつ、一見雑談と思えるような会話にも意味があるんです。お客様との距離が縮まると、その方の暮らしや趣味が自然と見えてきます。上新屋本店で接客していたときも、雑談の中から気づきを得ることが多かったです。

私が目指しているのは、“豆の好みまで覚えてくれているコーヒー屋さん”のような接客。信頼してくださるお客さまに、また会いに来てもらえることが何より嬉しいんです。

“好き”をもっと深く——知識を広げ、未来へつなげたい

お客さまにもっと信頼してもらえるように。インテリアコーディネーターの資格取得を目指す當山の目には、地元と浜松をつなぐ未来も描かれています。

Q. これから挑戦したいことはありますか?

はい、インテリアコーディネーターの資格取得を目指しています。まだまだ勉強中ですが、知識面でも頼ってもらえるスタッフになりたいと思っています。

Q. 将来やってみたいことはありますか?

ゆくゆくは、観光施設やホテルなど“地域の顔”になる空間づくりにも関わってみたいです。私の地元・沖縄には、インテリアの専門職がまだ少ないのが現状です。

だからこそ、「この内装どこがやったの?」「浜松の会社らしいよ!」と地元で話題になるような仕事ができたら嬉しいです。浜松で暮らして1年ちょっとですが、地域の方に助けてもらった経験もあり、浜松がとても好きになりました。

地元にマルスリビングプロダクツの家具を届けることが、ある意味で“浜松への恩返し”にもなると思っているんです。

今、気になる家具は…?

日々、家具に囲まれて働く當山。たくさんの家具を見る中で、「これは欲しい!」と思うアイテムがあるそうです。

Q. 今、欲しい家具はありますか?

SOLID Furniture Store浜松で今一番気になっているのは、「LC074」のハイバックソファの1人掛けです。家で本を読むのが好きなので、長時間座っても疲れない椅子が欲しくて。コーヒーを淹れて、ゆっくり本を読む時間が最高なんです。

もしマルスリビングプロダクツの他店舗にある家具からも選べるなら、やっぱり「Yチェア」が欲しいですね。有名なチェアですが、デザインだけじゃなくて座ったときのコードが軋む音や、体にフィットする感じがたまらないんです。
マルスリビングプロダクツでも、自宅で使っている先輩が多くて「私もいつか!」と夢見ています。

――家具の提案だけでなく、会話を通してその人の暮らしに寄り添う——
當山の接客スタイルは、マルスが大切にしている「人とのつながり」を体現していました。

知識を深め、お客様に頼られる存在になること。
そしていつか、浜松の名を地元で広めるような存在になること。
彼女のこれからがますます楽しみです。ぜひ、店頭で見かけたら気軽にお声がけくださいね!