こんにちは。暮らしを彩る上質な家具選びをお手伝いしている、マルスリビングプロダクツです。

年齢を重ねていくと、家具に求めるものも少しずつ変わっていくもの。
若い頃は「このデザインが好き!」「こんな部屋にしたい!」と見た目を中心に選んでいたけれど、長く家具を使ってみると、重さや座り心地、お掃除のしやすさなど、毎日のちょっとした使い勝手も気になってきます。

そこで今回、マルスリビングプロダクツ上新屋本店の新谷に聞いてみたのが、「もし、自分が50代になって家具を選び直すなら?」という質問です。

新谷が選んだのは、大きなソファでもダイニングテーブルでもなく、毎日使う「椅子」でした。20代の頃に実際に家具を選び、長く使ってきたからこそ感じること。そして、家具店で日々さまざまな椅子に触れている今だからこそ、次に選びたい家具について聞いてみました。

20代で選んだ家具。大好きだったけれど、使ってわかったことも

ーーもし50代になって家具を選び直すとしたら、何を選びたいですか?

新谷:私は、軽くて座り心地のいい椅子が欲しいですね。
20代で結婚したときに、飛騨の家具を選んだんです。当時は木がすごく好きだったので、木をふんだんに使った家具を選びました。板座で、フレームもしっかりしていて、ちょっとログハウスにも似合いそうな雰囲気というのかな。見た目はすごく好きだったんです。

でも、長く使っていると、少しずつ「使い勝手」という部分も気になってきて。

ーー例えば、どんなところですか?

新谷:椅子って、毎日動かすじゃないですか。座るときには引きますし、お掃除するときにも動かします。しっかり木を使っている分、重さもあるので、毎日のことになると意外と気になるんですよね。

若い頃にはあまり意識していなかったのですが、50代、60代になって家具を選び直すなら、「好きなデザイン」ということに加えて、軽さや座り心地も大切にしたいと思うようになりました。

テーブルと違って、椅子は毎日「動かす家具」

新谷:ダイニングテーブルって、一度置いたら基本的にはその場所に置いたままですよね。
でも椅子は、毎日何度も動かします。
引いて、座って、立って、また戻す。だから年齢を重ねたときには、「軽い」ということが想像以上に大切になってくると思います。実際に店頭でも、ご年配のお客様から「軽い椅子がいい」というご相談は多いんです。

ただ、私自身が50代で選ぶとしたら、単純に軽ければいいというわけでもなくて。
「軽さ」と一緒に「座りやすさ」も欲しい。座面がある程度広くて、ゆったり座れること。そして、立ったり座ったりする動作がしやすいこと。毎日使うものだからこそ、そのあたりのバランスを大切にしたいですね。

50代になったら、「毎日の小さなラク」を大切にしたい

20代の頃には、何よりも「木が好き」という気持ちを大切にして家具を選んだ新谷。
もちろん今でも、好きなデザインを選ぶことは大切だと話します。でも、実際に家具を長く使い、家具店でさまざまな商品に触れるようになったからこそ、50代になった自分が選ぶなら「毎日ラクに使えるか」という視点も大切にしたいと考えるようになりました。

毎日簡単に動かせる。立ったり座ったりしやすい。そして、座ったときに心地いい。

何気ないことですが、何年、何十年と使う家具だからこそ、そんな小さな使いやすさの積み重ねが大きな違いになるのかもしれません。
では、そんな新谷が実際に「50代になったら欲しい!」と思っている椅子は?
後編では、具体的な一脚を挙げてもらいながら、その理由をさらに詳しく聞いてみます。どうぞお楽しみに!