こんにちは。暮らしを彩る、上質の選択を家具選びからお手伝いしている、マルスリビングプロダクツです。
家具に限らず、何か買い物をしようと思うと店員さんから「これは一生モノですよ」と言われた経験がある方、いらっしゃるのではないでしょうか?
ちょっといいものを買うとき、買いたい気持ちを後押しするかのように使われる「一生モノ」という言葉。

なんとなく安心できる言葉でもあり、同時に少し身構えてしまう言葉かもしれません。
実際、マルスリビングプロダクツでは、簡単に「一生モノ」という言葉を使いたくないと思っています。

今回は、そんな「一生モノ」という言葉を紐解きながら、家具選びについて少し立ち止まって一緒に考えてみましょう。

「一生モノ」って、何?

「一生モノ」と聞くと、皆さんはどんなことをイメージするでしょうか。

例えば家具なら、ずっと使い続けられる、価値のある家具、というイメージを抱く方がほとんどではないでしょうか。
また、洋服やカバンであれば、年齢を重ねてもずっと使い続けられる、使い続けるのに耐えうる素材を使っていることなども連想されるかもしれませんよね。

そんな「一生モノ」の持つ言葉の強さを考えると、安易にそうそう使えないというのが私たちの正直な気持ちです。

もちろん、マルスリビングプロダクツの店頭に並ぶ家具は、永くお使いいただけることを考えた、上質な家具ばかりです。

例えばしっかり作られた無垢のテーブルは、お手入れをしながら使えば経年変化で味わいが増します。また、名作チェアと呼ばれるイスは、ヴィンテージになっても価値があるものとして愛される存在です。

その一方で、すべての家具が「一生使えるか?」というと、そうとも限りません。

たとえばマットレスやソファは、どんなに良いものでも、クッション材は少しずへたっていきます。
体を支える家具だからこそ、特にマットレスは15年くらいが寿命といわれることも少なくありません。

「自分にとって一生モノか?」と考えてみよう

もしこれから家具をお探しになるなら、少し視点を変えて、「この家具は一生モノか?」ではなく、「自分にとって一生モノになり得るか?」と考えてみるのもひとつです。

家具は、暮らしの道具です。
そして暮らしは、少しずつ変わっていきます。

家族構成が変わることもあれば、過ごし方や生活リズムが変わることもありますし、年齢を重ねることで、体に合うものも変わっていきます。そのときどきで、必要な家具や心地よく感じる家具は自然と変わっていくものです。

たとえば、以前は気に入って使っていたソファでも、段々と年齢を重ねると座面が低く少し立ち上がりにくいと感じるようになることもあるかもしれません。
例えば、子どもたちがまだ小さく家族みんなでテーブルを囲んでいたときには、大きなテーブルが必要だったかもしれませんが、子どもたちが成人して家を離れたら時期を過ぎて、もう少しコンパクトなものがちょうどいいと感じることもあるかもしれません。

ライフスタイルとともに変わる家具との相性があるということを考えると、「一生使えるかどうか」よりも、「今の自分に合っているかどうか」を軸に考えることも大切に思えてきます。

マルスリビングプロダクツでは、お客さまのライフスタイルを伺いながら家具探しを一緒にお手伝いしています。
その理由は、こうした「今のライフスタイルに合っているのか」「これからのライフスタイルに合うのか」をしっかりと踏まえた上でご提案させていただきたいと思っているからです。

だからこそ、単に目の前の家具をお客様に買っていただくために「一生モノですから」というのは少し違うとマルスリビングプロダクツでは感じています。

「長く使える」と「ずっと使う」は少し違う

もちろん、これから家具を家に迎え入れるなら、誰もが「長く使えるものを選びたい」と思いますよね。
これはとても大切な視点ですし、私たちもできるだけお客さまが長くお使いいただける家具をご提案することを心がけています。

ただし、「長く使える」ということと、「ずっと使い続ける」ということは、少しだけ意味が違います。

どんなに良い家具でも、暮らしの変化によって手放すタイミングが来ることもあります。
それはもったいないことではなく、その時期までしっかり役目を果たしてくれた、ということ。家具は、人生のある時間を一緒に過ごしてくれる存在でもあります。

愛着は、使いながら育っていくもの

家具は、価格と愛着を持って使えるかどうかという度合いが必ずしも比例するわけではありません。
毎日使う中で、椅子の座面が身体にが少しずつ馴染んできたり、テーブルについたキズとともに家族との時間が重なっていったり。

そうした積み重ねの中で、愛着が出るようになり、気づけば「手放したくない家具」になっていることも多いものです。

マルスリビングプロダクツの店頭に並ぶ家具は、そんな風に時間の中で愛着が育っていくような距離感のものを大切に選んでいます。

最初から「一生モノ」と決めるのではなく、暮らしの中で少しずつ関係を深めていく。
そんな付き合い方ができる家具こそ、結果として長く使い続けられるものになるのかもしれませんよね。

ーー「一生モノ」という言葉は、とても魅力的です。でもその言葉に引っ張られすぎず、まずは「今の暮らしに合っているかどうか」を大切にしてみる。そして、その家具と過ごす時間の中で、結果として長く使い続けたいと思えたなら、それが自分にとっての一生モノなのかもしれません。

家具選びに正解はありません。だからこそ、マルスリビングプロダクツでは、お客様それぞれの暮らしに合った家具選びをお手伝いしています。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。