こんにちは。暮らしを彩る、上質の選択を家具選びからお手伝いしている、マルスリビングプロダクツです。
最近、店頭でダイニングチェアをご覧になるお客様から、
ーー「肘掛けってあった方がいいんですか? ないほうが使いやすいですか?」
というご相談をよくいただきます。
アームチェアの選択肢が増えたここ数年、デザインも本当に豊富になったので、“見た目の好み”と“暮らしやすさ”どちらを優先するか、迷われる方が多いのかもしれません。
そこで今日は、そんなお悩みに少しでも答えられたらと、実際のご相談例を交えながら、
ダイニングチェアの肘掛け付き・肘掛けなし、それぞれの良さと注意点をお話ししていきます。
肘掛けあり・なしの大きな違いと知っておきたいポイントは?

ダイニングチェアの肘かけ(アーム部分)があるかないかは、日常での使い勝手に大きく影響します。
たとえば、ダイニングテーブルに座っている姿勢から立ち上がるまでの動作のスムーズさ。
ダイニングチェアにアームが付くことで、座ったり立ったりするときに邪魔にならないかな、と心配される方も多いかもしれません。
特に小さなお子様がいるご家庭では、さっと立ち上がれるような日々の動作がスムーズであることが重要ですよね。

この視点から言うと、立ち座りしやすさは肘掛けなしの方がメリット大と言えるでしょう。
また、肘掛けのある・なしを検討する際に知っておきたいのが「テーブルとの相性」です。
アームの高さがテーブルの下に入るのか、2脚並べたときに窮屈に感じないか…。
せっかく気に入ったデザインでも、サイズが合わないとストレスの原因になってしまうため、ダイニングセットを購入する際には全体のバランスを確認することが大切です。
家具のなかでもダイニングチェアは、毎日使うものであると同時に、LDKの印象を変える要素でもあります。だからこそ、デザインも使い勝手もご自身の暮らしに合ったものを選びたいところです。
肘掛け付きチェアの魅力は?座った瞬間にわかる“安心感”
アームチェアの良さを語る上で、一番にお伝えしたいのが「くつろぎやすさ」です。
腕を預けた瞬間、ふっと肩の力が抜けるような感覚があって、座っている時間が自然と心地よくなります。食後のゆったりした時間や、ちょっとした作業をしたり読書をしたりするときにも、身体が安定するので疲れにくいのが特徴です。
こうしたくつろぎ感を大切にしながら、アームレスチェアのようなで入りのしやすさも欲しいと言う方から、最近特に人気が高まっているのが“ハーフアームチェア”。

アームの強い存在感は抑えつつ、肘を軽く置ける安心感があるので、「アームが欲しいけれど動きやすさも大事にしたい」という方にとても好まれています。
私たちスタッフも、初めて座ったお客様が「あ、これなら扱いやすい」と驚かれる姿をよく拝見します。
アームチェアが空間にもたらす上質さも魅力のひとつで、ダイニングの雰囲気がぐっと“整う”ことも多いんですよ。
肘掛け付きチェアの注意点は?後悔しないために知っておきたいこと

ただ、アームチェアには魅力と同じくらい、あらかじめ知っておくと安心なポイントもあります。
まず、横幅が広めになるため、ダイニングで椅子を並べたときに場所を取ることが多いのが肘掛けのある椅子の特徴です。
特にフルアームの椅子は、空間にゆとりがあるかどうかで印象が大きく変わりますので、お部屋のサイズとの相性はしっかり見ていただきたいところです。
それから、アームの高さとテーブルの幕板(天板下の補強板)との相性も大切なポイントです。これが合わないとテーブルの下に椅子が入りきらず、いつも椅子が手前に出てしまう…ということも起こりえます。
今あるテーブルに合わせてダイニングチェアの購入をご検討中の方は、ご来店の際にテーブル下の高さを測ってきていただけると、より確実にご案内ができます。
もう一つ、覚えておきたいのが椅子の重さ。
アームが付く分、椅子の重さが増すことがあります。
毎日使うダイニングチェア。店頭での“引きやすさ”もぜひ試してみてください。
座り心地だけでなく、日々の扱いやすさも長く使ううえでは大事なポイントになります。
大切なのは「どんなふうに過ごしたいか」を軸に選ぶこと
肘掛け付きの椅子は、くつろぎやすさとデザイン性の高さが魅力です。
一方で、動線の確保やサイズの相性など、暮らしやすさをしっかり考える必要もあります。
アームの安心感を求める方にはハーフアーム、動きやすさを優先したい方にはアームレス、
そしてゆったりと過ごしたい方にはフルアームと、それぞれに違った心地よさがあります。
迷われたときは、スタッフが実際に椅子を並べて比較したり、座ったときの姿勢の違いをお伝えしたりしながら、一緒に選んでいきますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。
あなたの暮らしに一番しっくりくる一脚を、マルスリビングプロダクツでぜひ見つけていただければ嬉しいです。