こんにちは。暮らしを彩る、上質の選択を家具選びからお手伝いしている、マルスリビングプロダクツです。

家具を選ぶとき、多くの方が悩まれるのが「色味」かもしれません。
特にダイニングテーブルやテレビボードのように、空間に占める面積が大きな家具は、色の違いが部屋の印象を大きく左右します。

たとえば、代表的な木材として人気の高い「ウォールナット」と「オーク」は、それぞれ濃淡のトーンが異なり、空間に与える雰囲気もまったく違います。

今回は、濃色と淡色がもたらす効果や、経年変化も含めた選び方のポイントを解説します。

1.ウォールナットとオークの違いは?


マルスリビングプロダクツの無垢家具の中でも特に人気があるのが「ウォールナット」と「オーク」。

どちらもそれぞれの良さがあります。天板の塗装仕上げによって多少色味が異なりますが、基本的にはウォールナットは濃いブラウン、オークは明るいベージュ~ナチュラルカラーといった印象を持ちます。濃色と淡色、その違いがもたらす効果を理解すると、インテリア選びがぐっと楽になります。

例えば、下の表は飛騨高山で作られる、国産家具「Chardin(シャルダン)ダイニングテーブル」でお選びいただける天板の種類です。

オークの中にもホワイトオークやレッドオークなどがありますが、このテーブルではレッドオークを使っています。オークはウォールナットに比べて明るい色となりますが、こちらの商品では塗装でブラックや恋ブラウンに仕上げることもできます。

Chardin(シャルダン)ダイニングテーブルの商品情報はこちら

もう少し詳しく、それぞれの樹種の特徴をみていきましょう。

1-1.ウォールナット


ウォールナットは深いブラウンの色合いが特徴で、空間に落ち着きと高級感をプラスします。床との相性を考えるなら、床材と同じくらいの色か、あるいは少し濃いめの家具を合わせると、安定感が生まれ、インテリア全体が引き締まった印象に。

インテリアのセオリーでは、家具の色は「床と同じか、少し濃いめ」が基本です。

特にウォールナットの濃色は「どしん」とした迫力を生み、存在感あるダイニングを演出します。落ち着いた大人の空間を好む方や、重厚感のある家づくりをされる方には最適です。

1-2.オーク

オークは明るいベージュや黄味がかったナチュラルな色味が特徴。空間を広く見せる効果があり、軽やかで温かみのある雰囲気を演出します。北欧風やナチュラルテイストが好きな方に特に人気です。

ただし、ウォールナットカラーの暗い色味の床に、明るいオーク天板を合わせると浮いてしまうことがあります。これは避けた方がよいとされる組み合わせですが、他の家具や小物との調和で工夫することも可能です。(あまりセオリーにこだわりすぎず、自由に好きなものを選ぶ!という時間も家具選びでは大切です)

2.無垢材ならではの経年変化

無垢材の天板は、年月とともに色が変化していくのも魅力です。ウォールナットは少し明るくなり、オークは飴色に深まっていきます。経年変化は「味わい」として楽しめる一方で、色の変化に不安を感じる方もいます。

そこで大切なのは「家具全体をトータルで考える」こと。ダイニングテーブルだけでなく、テレビボードやソファの脚などを同系色で揃えておけば、多少の変化があってもまとまりのある空間に仕上がります。

3.空間全体とのバランスで考えてみよう


最終的に大切なのは、床や今お使いの家具との相性です。

たとえば、床が明るい場合。
同じ明るさのオーク材も良いですし、ウォールナットの家具を取り入れても違和感が出にくいので安心の組み合わせ。また、テレビボードや他の家具を濃色で揃えれば自然に馴染みます。

一方で、床の色が濃い場合。基本は濃色のウォールナットがおすすめ。ただし軽さを出したいならオークも選択肢に。その際は椅子や小物で濃色を補い、全体のバランスをとることが大切です。

ーー家具は単体で考えるのではなく、床や既存の家具とのバランスで選ぶことが重要です。濃色と淡色、それぞれの特性を理解したうえで、自分の暮らしに合った色を選んでみてください。
マルスリビングプロダクツでは3Dシミュレーションなども使い、どんな空間にし上がるのかを確かめながら家具選びをするお手伝いをさせていただいています。ぜひ店頭のスタッフまでお気軽にご相談ください。