こんにちは、暮らしを彩る、上質の選択を家具選びからお手伝いしている、マルスリビングプロダクツです。
木の美しさや軽やかさを感じられるデザインとして、作り手の技術がなければ作れないかたちの家具の一つとして、今日ご紹介したいのがテーパー脚家具です。マルスリビングプロダクツの店頭でもご覧いただけるアイテムが多い、テーパー脚デザインの家具は、魅力がたくさん!
今回は、見た目の美しさと職人技が光る「テーパー脚家具」の魅力についてご紹介します。
テーパー脚とは?
テーパー脚とは、上から下へ向かって細くなっていく形状の脚を指します。スッとした繊細なフォルムで、家具全体を軽やかに見せてくれるのが大きな特徴。
「特別な機能性があるわけじゃないのに、惹かれる」——そんな声が多いのもテーパー脚の魅力かもしれません。
こんなふうに、家具は脚のデザインひとつで、家具の印象がぐっと洗練されたものになるのです。
空間に“軽やかさ”をもたらすデザイン
テーパー脚の最大の魅力は、やはりその軽やかさです。
木製家具というと、どうしてもどっしりとした重厚感を思い浮かべがちですが、テーパー脚のフォルムが加わることで、空間にほどよい抜け感が生まれます。
ダイニングテーブルに取り入れると、チェアと合わせたときのシルエットがすっきりとまとまり、足元が軽く感じられます。
また、ソファやキャビネットなどのボリュームがある家具でも、脚元を細くすることで圧迫感を抑えることができ、部屋が広く見えるという効果も。
家具を“置く”だけでなく“見せる”楽しみが加わる。それが、テーパー脚の力です。
スタイリッシュだけじゃない、使い勝手の良さも
実はテーパー脚には、見た目だけでなく、使いやすさという点でもうれしい特徴があります。
それは脚の角がなめらかに削られているため、掃除機などがぶつかっても家具に深いキズがつきにくく日常使いしやすいかたちだという点です。
また、フォルムに丸みがあるぶん、空間全体にやわらかな印象を与えるので、リラックスしたい空間に使う家具にもピッタリ!ナチュラルなインテリアや北欧スタイルにもよくなじみます。
実は贅沢なつくり。テーパー脚が生まれるまで
テーパー脚の家具は、一見シンプルに見えて、実はとても手間のかかる作り方をしています。
たとえば飛騨の家具では、職人が“ろくろ”を使って1本の木から丁寧に削り出す方法が主流。基本的に1本の無垢材から削り出すため、木目の通り方や形状の美しさが際立ちます。
そのぶん、使用する木材の質や節の位置、強度の見極めといった“目利きの技”も求められるのです。
簡単そうに見えて、実はとても贅沢で、木と向き合う職人の技術が詰まった脚だとも言えますよね。
――テーパー脚の家具は、木の素材感や職人の技をじっくりと味わいたい人にこそ選んでみていただきたいアイテムです。
日常の中でふと目に入るときに、「この脚、やっぱりいいな」と思える。
そんな小さな感動を、暮らしの中にさりげなく届けてくれる存在です。
マルスリビングプロダクツでは、手仕事のぬくもりとデザイン性を大切にした家具を多数ご紹介しています。家具の脚先までこだわって選んでみると、インテリアの楽しみ方がきっと広がりますので、ぜひ家具選びの際には少しだけ脚のデザインについても目を向けてみてくださいね!