ギャッベとペルシャ絨毯の違いを解説!織り手の思いと歴史が刻まれた1枚を
こんにちは!マルスリビングプロダクツです。
マルスリビングプロダクツ上新屋本店では、9月16日から18日までギャッベandペルシャ絨毯展を開催します。
数百枚ものギャッベやペルシャ絨毯が並ぶこのイベント。私たちスタッフもとても楽しみにしています。今回は、ギャッベとペルシャ絨毯の違いを詳しく解説します!
▶似ているようで全然違う!ギャッベとペルシャ絨毯
現在のイランやその周辺地域で作られているギャッベやペルシャ絨毯。
どちらも伝統的に手織りで作られている絨毯なため、「何が違うの?」と疑問に思っている方も多いかもしれません。
今ではペルシャとは、文化や歴史、言語などを指す言葉として使われていますが、その元は、世界史の教科書で目にしたことがある方も多い「ペルシャ帝国」。紀元前3000年ほどの時代からシルクロードの中継地として栄えた地域です。
そんな土地で作られているペルシャ絨毯とギャッベは、作り方や模様が少しずつ違います。
▶︎精巧な柄で職人技が光るペルシャ絨毯
ペルシャ絨毯は、工房ごとに伝統の技や柄が受け継がれてきた絨毯です。
模様はとても精巧で、シルクを使って織られているため光沢があります。織りの密度がギャッベよりも細かいため、模様もとても繊細です。
まさに職人技が光るペルシャ絨毯は、伝統工芸・美術品という色合いがあり、工房や誰が織っているかによっても変わってくるのが特徴です。
それぞれデザインや特徴が違うため、「ここのペルシャ絨毯が欲しい」「この工房なら品質も美しさも間違いない」と、工房にファンがつくことも少なくないそうです。
芸術品としての価値も高いペルシャ絨毯は、価格ももちろん高く、玄関マットサイズで100万円なんてことも少なくありません。
ペルシャ絨毯をお家に迎えるなら、たくさんある絨毯の中から、じっくりとお気に入りの1枚を選びましょう。
▶︎織り手の祈りが込められたギャッベ
一方で、ギャッベはいわゆる模様が精巧なペルシャ絨毯とは違い、おおらかな表情をしているラグです。ペルシャ地方で作られている絨毯という意味では、ペルシャ絨毯の一種でもあるのですが、使っている素材はウールのみ。もともと遊牧民たちが生活の中で使う絨毯なので、テントの下で過ごす際に快適なようにふかふかとした触り心地。ペルシャ絨毯よりも厚みがあります。
ギャッベは、遊牧民の女性たちがお嫁入りの道具として作っていたため、それぞれに「子孫繁栄」「家族の健康」など祈りを込めたモチーフが織り込まれています。
フリーハンドで作られるため、1枚1枚サイズも柄も少しずつ違うギャッベ。ペルシャ絨毯が職人技で作られている工芸品だとしたら、ギャッベは織り手が自由にキャンパスに絵を描くように作る、アーティスティックな1枚と言えるかもしれませんね。
日本の住宅にも合わせやすい柄や色も多いので、ぜひこちらもじっくりと選んでみてください。
▶ギャッベandペルシャ絨毯展でお気に入りの1枚と出会おう!
マルスリビングプロダクツ上新屋本店の半分ほどの面積が、全てギャッベやペルシャ絨毯で埋め尽くされる「ギャッベandペルシャ絨毯展」。
こんなにたくさんの絨毯が一堂に会する機会はあまりありません。ぜひ、ご予約の上気軽に足をお運びください!
(こんな会社で働きたい!と思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。マルスリビングでは、一緒に働く仲間を随時募集しています。)
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