ペルシャ絨毯とギャッベとトライバルラグ!!
こんにちは。マルスリビングプロダクツの新谷です。
まだまだ残暑厳しい日々が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は過ごしやすい秋が季節の中で一番好きです。心地の良い秋の風を早く感じたいです。
さて、今日はそんな待ち遠しい秋に開催のギャッベ ペルシャ絨毯展に先駆け、ペルシャ絨毯とギャッベの違いや近年人気のトライバルラグについてご案内したいと思います。
<ペルシャ絨毯とギャッベ >
イランで織られている手織りの絨毯をペルシャ絨毯と言います。その中のひと種類にあたるのがギャッベです!
元々カシュウガイ、ルリ、バクチュアリといったイランの南の方に居た遊牧民(トルコにルーツを持つ)の人達が、織目が細かい絨毯とは別で、自分達が使用する日常使いの織物として織っていたことから、ペルシャ絨毯とは別で、カテゴライズされているようです。
ギャッベは、ペルシャ絨毯の中のひと種類という位置付けになります。
■ペルシャ絨毯 (床の上の芸術品)
長い年月踏まれることによって美しさが増す、唯一無二の芸術品。イラン街中の工房で働く職人によって織られている。織る人とは別にデザイナーさんがおり、織子さんは図案を見ながら精巧に織っている。
幾何学模様、植物、動物など細かく魅力的なデザインが特徴。
厚み10mm程度で細やかな密度でかなり肌触りがよく耐久性に優れ非常に丈夫な絨毯。
材質は、ウール(羊毛)またはシルク(絹)
※制作風景
ペルシャ絨毯は、上から吊るして一目ごとに縦糸に横糸を結んで図案通りに作っていきます。
■ギャッベ (家族の幸せ願う織子さんの想いが込められている)
ギャッベを直訳すると「粗い」という意味で、シラーズのザクロス山脈に住む遊牧民によって、ざっくりとラフに織り込まれているのが特徴の絨毯です。
基本的に図案がないので、織子さんの感性で織られており素朴な柄が多く、動物や植物が描かれている。
移住生活をする遊牧民にとって、寒さや地面の固さから身を守る生活必需品
材質はウール(羊毛)
※制作風景
1枚のギャッベが完成までには数か月、サイズによっては1年以上もかかるといわれています。
<そして近年人気のトライバルラグ!すべてが基本一点モノのビンテージ品!>
こちらもペルシャ絨毯の中のひと種類という位置付けになります。
■トライバルラグ(カジュアルで個性的。なんとも言えない味わい)
トライバルラグを直訳すると「部族の絨毯」
トライバルラグはイランやトルコ、アフガニスタンなどに暮らす民族色の濃い少数民族たちによって制作される絨毯。
部族の家庭や集落で織られる素朴でユーモラスな作風が魅力。デザインは文様や幾何学模様が描かれている。
材質はウール(羊毛)
ペルシャ絨毯に比べてカジュアルで比較的安価で近年はファンが多く人気のラグの為、手に入りにくくなっているようです。
ギャッベ ペルシャ絨毯展は 9/16(土).17(日).18(月)開催です。
去年に続き2回目の開催となります。前回来場いただきましたお客様からも、嬉しいことに次回はいつ?とお問い合わせをいただくくらい人気のイベントです。
是非、一期一会の出会いを。ご期待の上ご来場くださいませ。
皆様のご来店心よりお待ちしております。