1958年に発表したペンダント照明の名作。
電球全体を覆い隠すグレア・フリーデザイン。
卓上をしっかりと照らし、テーブルを囲むひとびとの顔を柔らかく美しく照らすためには、
卓上60センチの位置に吊り下げてください。
製品ストーリー
絶えず白熱電球の形状やサイズを変える電球メーカーへの挑戦として、ポール・ヘニングセンは1958年にPH 5 を開発しました。
PH 5 を紹介するにあたり、ポール・ヘニングセンは次のように書いています。
「過去33年間わたしは白熱電球メーカーにたいし、基本的にキリスト教徒のように振舞ってきたが、この度、イスラム教徒に改宗した。
最後には常識と消費者への配慮が通じるものとずっと信じてきたが、今やわたしは運命論者だ。
わたしは運命を受け入れ、ルイスポールセンの承諾のもと、クリスマスライトであろうが金属フィラメントの100W電球であろうが、
どんな光源も使用できる PH ランプをデザインした。ただし蛍光管だけは、今の形では長すぎて入らない!」
どんな電球を使っても、また、どのように使われても、PH 5 は完全にグレア・フリーの状態を保ちます。
PH 5 は、メインシェードの直径が50 cmのためそのように命名されました。
ポール・ヘニングセンはまた、PH 5 で使用する電球の光の演色性の向上にも取り組みました。
光のスペクトルのうち、目の感度が最も低くなる赤色と青色の光を補完し、目の感度が最も高いスペクトル中央の黄色から緑にかけての光を抑えるため赤と青の小さなシェードを加えたのです。
デザイナー ポール・ヘニングセン
1894-1967ポールヘニングセンは、デンマークの女優アグネス・ヘニングセンを母として、コペンハーゲンに生まれました。
1911年から14年にフレデリクスベアのテクニカル・スクールで、1914年から1917年にコペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学びました。
伝統的な機能主義建築をキャリアのスタートとした後、彼の興味は照明分野に移っていきました。
また、活動領域は文筆活動にも広がり、ジャーナリスト、作家としても活躍しています。
第二次大戦初期、コペンハーゲンのティヴォリ公園の主任アーキテクトも勤めましたが、ドイツ軍占領時には他の多くの芸術家たちと同様、スウェーデンに亡命し、亡命先のスウェーデンではすぐさまデンマーク人アーティスト・コミュニティーの中心的人物となりました。
ルイスポールセン
ルイスポールセンは、1874年に創業したデンマークの照明器具メーカーです。
これまでポール・ヘニングセン、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、ヴィルヘルム・ラウリツェン、オイヴィン・スロット、
nendo(佐藤オオキ)、内山章一、ルイーズ・キャンベル、マッス・オドゴーといった、
多くの優れたデザイナーや建築家と密接なパートナーシップによって、ルイスポールセンは世界トップクラスの照明メーカーとして確固たる地位を築き、
住宅、建築、ランドスケープのための、屋内と屋外両方の照明ソリューションを世界中で提供しています。
ルイスポールセンのすべての製品は、ストーリーをもっており、すべては、それぞれのデザイナーや建築家たちのデザイン・コンセプト、
彼らの光にたいするアイディアやビジョン、そして良質な光そのものを追求するプロセスから生みだされたものです。
そのようにして開発された製品のいずれも、「光をかたちづくる」という、照明にたいするルイスポールセン独自のフィロソフィーが宿っています。
<商品詳細>
幅 x 高さ x 長さ 500 x 267 x 500mm
重量 2.0 kg
シェード:アルミ
フレーム:アルミ
ボトムカバー:フロストガラスSizeφ500×約H267 mm
コード長 約1.5m
重量約1.9 kg
同梱ランプ:E26 LED電球×1(白熱電球 100W相当)
引掛シーリング取付型、フランジ、コードハンガー付
デンマーク製
<ご購入の前に>
・取り寄せ商品の為ご注文後のキャンセルはご容赦ください。
・ 付属の取扱説明書をよく読んでから取り付けてください。
・ 本体にスイッチはついておりません。
・ 商品や使用環境により、ランプの点灯時及び消灯時に「カチッ」というきしみ音がする場合がございます。
ランプ点灯時の温度上昇による金属またはガラスの膨張、消灯時の温度下降による収縮によるものです。
このような音が発生しても不良品ではございませんので、そのままご使用頂きますようお願い申し上げます。